【安江工務店(1439)初値予想】IPOの定量的な評価及び分析【2月10日上場】

【IPOの初値予想】安江工務店(1439)のIPOの初値の評価はAです。
安江工務店のIPOの初値評価
※進捗業績は、初値の評価には含まれていませんが、参考として記載しています。

●安江工務店の評価の概要

●好材料 ●悪材料
・IPOで市場から吸収される金額が少ないです。
・主要株主の上場時売買が制限(ロックアップ)が良く掛かっています。
無しです。

●IPOの評価コメント
安江工務店は、吸収金額だけを見ると約7億円ということでIPOの初値高騰はしやすいです。
・下記、今期第3四半期の業績進捗率です。
 前期に対して、売上高:63%、純利益:69%です。
・下記、安江工務店の事業内容です。
 住宅リフォーム事業、新築住宅事業、不動産流通事業
・セカンダリーの高値の評価は、8.7です。
※【IPO評価】IPOのセカンダリー市場における高値の評価と分析はこちらです。

●独自のIPOの評価により算出した安江工務店初値予想と上場結果

株価(円) 騰落率(%) PER(株価収益率) PBR(株価純資産倍率) 吸収金額(億円)
初値予想(マスターカーブ法) 2,150 72 21.9 3 12.12
初値予想(吸収金額推定法) 1,650 32 16.8 2.3 9.3
初値 1,300 4 13.2 1.8 7.33
高値 1,600 23.1 16.3 2.3 9.02

※IPOの初値予想のデータは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO評価】IPOの評価方法と初値騰落率についての分析はこちらです。

●安江工務店の参考データ

公募価格 騰落率+100% 騰落率+200% 騰落率+300%
PER(株価収益率) 12.7 25.4 38.1 50.8
PBR(株価純資産倍率) 1.8 3.6 5.4 7.2
吸収金額(億円) 7.05 14.09 21.14 28.19

※IPOの参考データは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO分析】IPOの吸収金額と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●安江工務店の基本データ

上場日 企業名 銘柄コード 想定価格 仮条件下限(円) 仮条件上限(円) 公募価格(円)
2月10日 安江工務店 1439 1,130 1,130 1,250 1,250
決算月 市場 業種 主幹事 配当(円/100株) 優待(円/株) 総利回り(円/100株)
12 JQS 建設業 東海東京証券 1,473(利回り:1.2%)

※配当額は、昨年度の配当総額と同程度とした場合の算定結果です。


●安江工務店の株式データ

公募株式数 売出株式数 OA 公開株式数 上場時発行済株式数 最大公開個数
280,000 210,200 73,500 563,700 1,222,800 5,637

●安江工務店の企業業績

年度 2012 2013 2014 2015 今期進捗(第3Q)
売上高(億円) 30.2 38.95 24.2 41.34 26.14
純利益(億円) 0.44 0.73 -1.92 1.2 0.82
純資産額(億円) 6.85 7.59 5.52 7.08 7.71
総資本(億円) 14.64 18.16 18.49 18.46 18.53
自己資本比率(%) 46.8 41.7 29.9 38.3 41.6
売上高利益率(%) 1.5 1.9 -7.9 2.9 3.1
ROE(自己資本利益率)(%) 6.6 10.2 -29.3 19.1 11.1
ROA(総資本利益率)(%) 3.1 4.5 -10.5 6.5 4.4

※企業業績は、連結データを記載。連結データがなければ単体データを記載。
  資本組入額:161.00百万円
※【IPO分析】IPOの成長力と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●安江工務店のロックアップの状況

持株比率順位 上場時保有率(%) 上場時保有株数 ストックオプション ロックアップの日数 ロックアップの解除(倍率)
持株比率 1位 40.3 492,800 240 180
持株比率 2位 1.3 16,000 0 180
持株比率 3位 6.2 76,400 0 180
持株比率 4位 4.6 56,000 0 180
持株比率 5位 0.9 11,000 0 180
持株比率 6位 2.9 35,600 0
持株比率 7位 0.8 9,600 5,040 180
持株比率 8位 1.0 12,000 0 180
持株比率 9位 0.6 6,800 3,360 180
持株比率 10位 0.5 6,000 0 180

※保有率、保有株数にストックオプションは考慮していません。
 持株比率は、ストックオプション及び上場前の株式保有数を考慮した順位になっています。
※【IPO分析】IPOのロックアップと初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●安江工務店のIPO引受証券会社

証券会社 引受率(%) 引受株式数 引受個数
東海東京証券 89.0 436,300 4,363
SBI証券 3.0 14,700 147
みずほ証券 2.0 9,800 98
SMBC日興証券 2.0 9,800 98
藍澤證券 2.0 9,800 98
安藤証券 1.0 4,900 49
エース証券 1.0 4,900 49


●IPOの相場動向

市場 業種 吸収金額 主幹事
区分 JQS 建設業 5~10億円 東海東京証券
参照データ数 13 4 16 5
初値勝率(%) 84.6 75 100 100
初値騰落率(%) 87.5 51.9 158.4 60.5
初値騰落率σ(%) 80.7 102.5 90.1 73.5
初値-公募価格の吸収金額(億円) 4.07 2.09 6.56 4.13
初値吸収金額σ(億円) 3.13 4.9 3.9 4.88
高値勝率(%) 61.5 50 81.3 60
高値騰落率(%) 12 7.8 12 8.9
高値騰落率σ(%) 8.6 6.7 7.4 8.1
高値-初値の吸収金額(億円) 1.23 0.93 1.29 1.1
高値吸収金額σ(億円) 0.85 0.8 0.84 1.08

※市場、業種、吸収金額、主幹事のデータは、2016年からのIPOのデータを基に算出しました。
※初値騰落率σ、初値吸収金額σの項目は、標準偏差です。(区分ごとの初値騰落率、初値吸収金額に対する振れ幅の想定です。)
(68.3%の確率で1×σの振れ幅に入ります。2×σでは95.4%の確率になります。)

※IPOの初値などの予想および高値の評価は、仮条件・公募価格等の決定後に修正することがあります。
以上、安江工務店(1439)のIPOの評価および分析と初値予想でした。