ビーイングホールディングス(9145)初値予想,IPOの定量的な評価及び分析【12月15日上場】

【IPOの初値予想】ビーイングホールディングス(9145)のIPOの初値の評価はDです。
ビーイングホールディングスのIPOの初値評価
※進捗業績は、初値の評価には含まれていませんが、参考として記載しています。

●ビーイングホールディングスの評価の概要

●好材料 ●悪材料
・直近数年の業績が上昇傾向にあり、成長力が高いです。

・IPOで市場から吸収される金額が多いです。
・陸運業の平均騰落率が低くIPOの人気が低いです。
●IPOの評価コメント
ビーイングホールディングスは、吸収金額だけを見ると約17.3億円ということでIPOの初値高騰はしにくいです。
また、公募価格での時価総額は、56.8億円となっています。

・下記、今期第3四半期までの業績進捗率です。
 前期に対して、売上高:83%、純利益:72%です。
・下記、ビーイングホールディングスの事業内容です。
  生活物資に特化した物流事業(主に自社及び顧客の物流センターの輸送・保管・包装・荷役・流通加工・情報システムの構築を一貫して手掛ける3PL事業、物流コンサルティング)、その他(旅客事業等)
・セカンダリーの高値の評価は、5.5です。
※【IPO評価】IPOのセカンダリー市場における高値の評価と分析はこちらです。
※【IPO分析】上場日から初値形成までの日数が高値の上昇に及ぼす影響の分析はこちらです。

●独自のIPOの評価により算出したビーイングホールディングス初値予想と上場結果

株価(円) 騰落率(%) PER(株価収益率) PBR(株価純資産倍率) 吸収金額(億円)
初値予想(マスターカーブ法) 1,060 6 14.7 2.4 18.36
初値予想(吸収金額推定法) 1,540 54 21.4 3.5 26.67
初値 1,479 47.9 20.5 3.4 25.61
高値 1,522 2.9 21.1 3.5 26.36

※IPOの初値予想のデータは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO評価】IPOの評価方法と初値騰落率についての分析はこちらです。

●ビーイングホールディングスの参考データ

公募価格 騰落率+100% 騰落率+200% 騰落率+300%
PER(株価収益率) 13.9 27.8 41.7 55.6
PBR(株価純資産倍率) 2.3 4.6 6.9 9.2
吸収金額(億円) 17.32 34.64 51.96 69.28

※IPOの参考データは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO分析】IPOの吸収金額と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●ビーイングホールディングスの基本データ

上場日 企業名 銘柄コード 想定価格 仮条件下限(円) 仮条件上限(円) 公募価格(円)
12月15日 ビーイングホールディングス 9145 910 910 1,000 1,000
決算月 市場 業種 主幹事 配当(円/100株) 優待(円/株) 総利回り(円/100株)
12 東証2部 陸運業 野村證券 2,079(利回り:2.1%)

※連結配当性向の目標は、30%です。配当額は今期の予想純利益の30%とした場合(配当性向:30%)の算定結果です。


●ビーイングホールディングスの株式データ

公募株式数 売出株式数 OA 公開株式数 上場時発行済株式数 最大公開個数
1,160,000 346,000 225,900 1,731,900 5,675,000 17,319

●ビーイングホールディングスの企業業績

年度 2018 2019 今期進捗(第3Q)
売上高(億円) 137.69 162.19 134.79
純利益(億円) 1.15 4.09 2.95
純資産額(億円) 15.68 19.67 22.48
総資本(億円) 110.14 113.92 117.2
自己資本比率(%) 13.4 16.3 18.1
売上高利益率(%) 0.8 2.5 2.2
ROE(自己資本利益率)(%) 24.5 14.8
ROA(総資本利益率)(%) 3.7 2.6

※企業業績は、連結データを記載。連結データがなければ単体データを記載。
  資本組入額:536.50百万円

※【IPO分析】IPOの成長力と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●ビーイングホールディングスのロックアップの状況

持株比率順位 上場時保有率(%) 上場時保有株数 ストックオプション ロックアップの日数 ロックアップの解除(倍率)
持株比率 1位 50.0 2,835,000 0
持株比率 2位 12.6 716,000 250,000 90
持株比率 3位 2.0 112,000 25,000 90
持株比率 4位 0.3 19,000 0 90
持株比率 5位 1.3 76,000 25,000 90
持株比率 6位 0.8 46,500 25,000 90
持株比率 7位 0.8 46,500 0 90
持株比率 8位 0.8 46,500 0 90
持株比率 9位 0.8 46,500 0 90
持株比率 10位 0.5 31,000 0 90

※保有率、保有株数にストックオプションは考慮していません。
 持株比率は、ストックオプション及び上場前の株式保有数を考慮した順位になっています。

※【IPO分析】IPOのロックアップと初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●ビーイングホールディングスのIPO引受証券会社

証券会社 引受率(%) 引受株式数 引受個数
野村證券 95.0 1,431,000 14,310
今村証券 1.0 15,000 150
みずほ証券 1.0 15,000 150
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 1.0 15,000 150
SMBC日興証券 1.0 15,000 150
SBI証券 1.0 15,000 150


●IPOの相場動向

市場 業種 吸収金額 主幹事
区分 東証2部 陸運業 15~20億円 野村證券
参照データ数 29 2 29 85
初値勝率(%) 75.9 100 96.6 84.7
初値騰落率(%) 20.9 18.3 73.8 65.4
初値騰落率σ(%) 30.6 1.4 58.2 78.2
初値-公募価格の吸収金額(億円) 2.93 154.4 12.91 8.73
初値吸収金額σ(億円) 4.62 10.44 14.25
高値勝率(%) 41.4 0 65.5 50.6
高値騰落率(%) 5.7 1.5 9.1 7.7
高値騰落率σ(%) 5.1 1.2 7 6.9
高値-初値の吸収金額(億円) 2.12 24.81 2.72 4.35
高値吸収金額σ(億円) 2.4 2.22 7.07

※市場、業種、吸収金額、主幹事のデータは、2016年からのIPOのデータを基に算出しました。
※初値騰落率σ、初値吸収金額σの項目は、標準偏差です。(区分ごとの初値騰落率、初値吸収金額に対する振れ幅の想定です。)
(68.3%の確率で1×σの振れ幅に入ります。2×σでは95.4%の確率になります。)

※IPOの初値などの予想および高値の評価は、仮条件・公募価格等の決定後に修正することがあります。
以上、ビーイングホールディングス(9145)のIPOの評価および分析と初値予想でした。