日本エコシステム(9249)初値予想,IPOの定量的な評価及び分析【10月8日上場】

【IPOの初値予想】日本エコシステム(9249)のIPOの初値の評価はBです。
日本エコシステムのIPOの初値評価
※進捗業績は、初値の評価には含まれていませんが、参考として記載しています。

●日本エコシステムの評価の概要

●好材料 ●悪材料
・サービス業の平均騰落率が高くIPOの人気が高いです。

・無しです。

●IPOの評価コメント
日本エコシステムは、吸収金額だけを見ると約16.3億円ということでIPOの初値高騰はしにくいです。
また、公募価格での時価総額は、56.6億円となっています。

・下記、今期第3四半期までの業績進捗率です。
 前期に対して、売上高:79%、純利益:167%です。
・下記、日本エコシステムの事業内容です。
 ・公共サービス事業
公営競技場におけるトータリゼータシステムの設計・製造・販売・機器設置・メンテナンス・公営競技場の運営、並びに一般事業者も含めた空調衛生設備等のファシリティに関わる事業
・環境事業
排水浄化効率を促進する製剤の研究開発・製造・販売、産業用太陽光発電設備の設計・施工・保守
・交通インフラ事業
高速道路の構造物点検・電気通信設備保守・交通管制等のエンジニアリング、維持修繕・事故災害復旧・雪氷対策・交通規制等のメンテナンス
・その他
システム保守業務、AI 技術を活用した ICT ソリューションの提供に関わる事業、不動産の仲介、売買、賃貸等不動産に関わる事業
・セカンダリーの高値の評価は、8.0です。
※【IPO評価】IPOのセカンダリー市場における高値の評価と分析はこちらです。
※【IPO分析】上場日から初値形成までの日数が高値の上昇に及ぼす影響の分析はこちらです。

●独自のIPOの評価により算出した日本エコシステム初値予想と上場結果

株価(円) 騰落率(%) PER(株価収益率) PBR(株価純資産倍率) 吸収金額(億円)
初値予想(マスターカーブ法) 3,110 46.7 36.7 3.8 23.95
初値予想(吸収金額推定法) 3,180 50 37.5 3.9 24.49
初値 2,200 3.8 26 2.7 16.94
高値 2,210 0.5 26.1 2.7 17.02

※IPOの初値予想のデータは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO評価】IPOの評価方法と初値騰落率についての分析はこちらです。

●日本エコシステムの参考データ

公募価格 騰落率+100% 騰落率+200% 騰落率+300%
PER(株価収益率) 25 50 75 100
PBR(株価純資産倍率) 2.6 5.2 7.8 10.4
吸収金額(億円) 16.32 32.65 48.97 65.3

※IPOの参考データは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO分析】IPOの吸収金額と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●日本エコシステムの基本データ

上場日 企業名 銘柄コード 想定価格 仮条件下限(円) 仮条件上限(円) 公募価格(円)
10月8日 日本エコシステム 9249 2,090 2,060 2,120 2,120
決算月 市場 業種 主幹事 配当(円/100株) 優待(円/株) 総利回り(円/100株)
9 東証2部及び名証2部 サービス業 みずほ証券


●日本エコシステムの株式データ

公募株式数 売出株式数 OA 公開株式数 上場時発行済株式数 最大公開個数
670,000 0 100,000 770,000 2,670,000 7,700

●日本エコシステムの企業業績

年度 2019 2020 今期進捗(第3Q)
売上高(億円) 61.5 61.23 48.17
純利益(億円) 2.36 2.26 3.79
純資産額(億円) 13 15.3 19.16
総資本(億円) 58.15 60.81 58.41
自己資本比率(%) 21.8 24.5 32
売上高利益率(%) 3.8 3.7 7.9
ROE(自己資本利益率)(%) 16.4 22.5
ROA(総資本利益率)(%) 3.8 6.4

※企業業績は、連結データを記載。連結データがなければ単体データを記載。
  資本組入額:656.94百万円

※【IPO分析】IPOの成長力と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●日本エコシステムのロックアップの状況

持株比率順位 上場時保有率(%) 上場時保有株数 ストックオプション ロックアップの日数 ロックアップの解除(倍率)
持株比率 1位 41.2 1,100,000 0 180
持株比率 2位 24.3 650,000 0 180
持株比率 3位 7.6 203,000 0 180
持株比率 4位 1.4 38,000 0 180
持株比率 5位 0.0 0 29,000
持株比率 6位 0.0 0 29,000
持株比率 7位 0.0 0 20,000
持株比率 8位 0.0 0 10,000
持株比率 9位 0.3 9,000 0
持株比率 10位 0.0 0 6,000

※保有率、保有株数にストックオプションは考慮していません。
 持株比率は、ストックオプション及び上場前の株式保有数を考慮した順位になっています。

※【IPO分析】IPOのロックアップと初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●日本エコシステムのIPO引受証券会社

証券会社 引受率(%) 引受株式数 引受個数
みずほ証券 83.0 556,100 5,561
大和証券 3.0 20,100 201
野村證券 3.0 20,100 201
東海東京証券 3.0 20,100 201
岩井コスモ証券 3.0 20,100 201
SBI証券 2.0 13,400 134
SMBC日興証券 1.0 6,700 67
極東証券 1.0 6,700 67
安藤証券 1.0 6,700 67


●IPOの相場動向

市場 業種 吸収金額 主幹事
区分 東証2部 サービス業 15~20億円 みずほ証券
参照データ数 38 128 39 85
初値勝率(%) 68.4 85.9 87.2 82.4
初値騰落率(%) 17.8 87.1 68.3 110.6
初値騰落率σ(%) 30.2 87.2 63.2 153.1
初値-公募価格の吸収金額(億円) 2.27 9.02 12.07 10.67
初値吸収金額σ(億円) 5.1 9.85 11.44 14.06
高値勝率(%) 44.7 60.2 66.7 55.3
高値騰落率(%) 6.1 9.3 9.6 9.1
高値騰落率σ(%) 5.2 7.3 7.5 7.2
高値-初値の吸収金額(億円) 2.03 3.08 2.75 2.94
高値吸収金額σ(億円) 2.16 3.51 2.27 3.58

※市場、業種、吸収金額、主幹事のデータは、2016年からのIPOのデータを基に算出しました。
※初値騰落率σ、初値吸収金額σの項目は、標準偏差です。(区分ごとの初値騰落率、初値吸収金額に対する振れ幅の想定です。)
(68.3%の確率で1×σの振れ幅に入ります。2×σでは95.4%の確率になります。)

※IPOの初値などの予想および高値の評価は、仮条件・公募価格等の決定後に修正することがあります。
以上、日本エコシステム(9249)のIPOの評価および分析と初値予想でした。