霞ヶ関キャピタル(3498)初値予想,IPOの定量的な評価及び分析【11月28日上場】

【IPOの初値予想】霞ヶ関キャピタル(3498)のIPOの初値の評価はAです。
霞ヶ関キャピタルのIPOの初値評価
※進捗業績は、初値の評価には含まれていませんが、参考として記載しています。

●霞ヶ関キャピタルの評価の概要

●好材料 ●悪材料
・IPOで市場から吸収される金額が少ないです。
・不動産業の平均騰落率が高くIPOの人気が高いです。
・直近数年の業績が上昇傾向にあり、成長力が高いです。
・主要株主の上場時売買が制限(ロックアップ)が良く掛かっています。
・無しです。

●IPOの評価コメント
霞ヶ関キャピタルは、吸収金額だけを見ると約5億円ということでIPOの初値高騰はしやすいです。
また、公募価格での時価総額は、43.6億円となっています。
11/8 仮条件が想定価格を大幅に下回りました。当サイトの初値評価は高いですが、注意が必要です。

・下記、2018年の業績です。
 2017年に対して、売上高:319%、純利益:324%でした。
・下記、霞ヶ関キャピタルの事業内容です。
 太陽光発電施設の開発・販売及び売電事業、不動産コンサルティング事業、ショッピングセンターの運営事業
・セカンダリーの高値の評価は、8.2です。
※【IPO評価】IPOのセカンダリー市場における高値の評価と分析はこちらです。
※【IPO分析】上場日から初値形成までの日数が高値の上昇に及ぼす影響の分析はこちらです。

●独自のIPOの評価により算出した霞ヶ関キャピタル初値予想と上場結果

株価(円) 騰落率(%) PER(株価収益率) PBR(株価純資産倍率) 吸収金額(億円)
初値予想(マスターカーブ法) 7,700 137.7 45.5 12.3 11.94
初値予想(吸収金額推定法) 16,890 421.3 99.7 26.9 26.18
初値 6,240 92.6 36.8 9.9 9.67
高値 7,200 15.4 42.5 11.5 11.16

※IPOの初値予想のデータは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO評価】IPOの評価方法と初値騰落率についての分析はこちらです。

●霞ヶ関キャピタルの参考データ

公募価格 騰落率+100% 騰落率+200% 騰落率+300%
PER(株価収益率) 19.1 38.2 57.3 76.4
PBR(株価純資産倍率) 5.2 10.4 15.6 20.8
吸収金額(億円) 5.02 10.04 15.07 20.09

※IPOの参考データは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO分析】IPOの吸収金額と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●霞ヶ関キャピタルの基本データ

上場日 企業名 銘柄コード 想定価格 仮条件下限(円) 仮条件上限(円) 公募価格(円)
11月28日 霞ヶ関キャピタル 3498 3,660 3,000 3,240 3,240
決算月 市場 業種 主幹事 配当(円/100株) 優待(円/株) 総利回り(円/100株)
8 マザーズ 不動産業 みずほ証券


●霞ヶ関キャピタルの株式データ

公募株式数 売出株式数 OA 公開株式数 上場時発行済株式数 最大公開個数
135,000 0 20,000 155,000 1,345,600 1,550

●霞ヶ関キャピタルの企業業績

年度 2015 2016 2017 2018
売上高(億円) 11.59 9.74 12.66 40.41
純利益(億円) 0.16 0.61 0.7 2.28
純資産額(億円) 1.35 1.96 4.16 6.44
総資本(億円) 10.94 15.51 18.88 33.26
自己資本比率(%) 12.3 12.6 22.1 19.4
売上高利益率(%) 1.4 6.3 5.6 5.6
ROE(自己資本利益率)(%) 20.3 37.1 23 42.9
ROA(総資本利益率)(%) 1.9 4.6 4.1 8.7

※企業業績は、連結データを記載。連結データがなければ単体データを記載。
  資本組入額:201.20百万円

※【IPO分析】IPOの成長力と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●霞ヶ関キャピタルのロックアップの状況

持株比率順位 上場時保有率(%) 上場時保有株数 ストックオプション ロックアップの日数 ロックアップの解除(倍率)
持株比率 1位 50.6 681,520 0 180
持株比率 2位 13.9 186,600 40,000 180
持株比率 3位 6.2 84,000 0
持株比率 4位 5.9 80,000 0 180
持株比率 5位 4.0 53,200 0 180
持株比率 6位 3.2 43,200 0 180
持株比率 7位 0.0 0 34,000
持株比率 8位 2.5 33,600 0 180
持株比率 9位 2.1 28,000 0 180
持株比率 10位 0.0 0 15,000

※保有率、保有株数にストックオプションは考慮していません。
 持株比率は、ストックオプション及び上場前の株式保有数を考慮した順位になっています。

※【IPO分析】IPOのロックアップと初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●霞ヶ関キャピタルのIPO引受証券会社

証券会社 引受率(%) 引受株式数 引受個数
みずほ証券 91.0 122,900 1,229
SMBC日興証券 5.0 6,700 67
いちよし証券 2.0 2,700 27
SBI証券 2.0 2,700 27


●IPOの相場動向

市場 業種 吸収金額 主幹事
区分 マザーズ 不動産業 5~10億円 みずほ証券
参照データ数 103 11 42 31
初値勝率(%) 92.2 100 100 83.9
初値騰落率(%) 114.7 65.7 153.1 67.9
初値騰落率σ(%) 96.6 43.6 100.9 74.9
初値-公募価格の吸収金額(億円) 11.38 8.53 10.38 4.82
初値吸収金額σ(億円) 12.2 7.09 6.33 8.19
高値勝率(%) 72.8 63.6 57.1 51.6
高値騰落率(%) 10.3 8.8 8.5 8.7
高値騰落率σ(%) 6.7 7.3 6.8 7.2
高値-初値の吸収金額(億円) 2.94 5.06 1.46 2.1
高値吸収金額σ(億円) 3.05 11.57 1.33 2.21

※市場、業種、吸収金額、主幹事のデータは、2016年からのIPOのデータを基に算出しました。
※初値騰落率σ、初値吸収金額σの項目は、標準偏差です。(区分ごとの初値騰落率、初値吸収金額に対する振れ幅の想定です。)
(68.3%の確率で1×σの振れ幅に入ります。2×σでは95.4%の確率になります。)

※IPOの初値などの予想および高値の評価は、仮条件・公募価格等の決定後に修正することがあります。
以上、霞ヶ関キャピタル(3498)のIPOの評価および分析と初値予想でした。