【IPOの初値予想】キオクシアホールディングス(6600)のIPOの初値の評価はDです。
※進捗業績は、初値の評価には含まれていませんが、参考として記載しています。
●キオクシアホールディングスの評価の概要
●好材料 | ●悪材料 |
---|---|
・電気機器業の平均騰落率が高くIPOの人気が高いです。 ・主要株主の上場時売買が制限(ロックアップ)が良く掛かっています。 |
・IPOで市場から吸収される金額が多いです。 ・直近数年の業績が上昇傾向になく、成長力が低いです。 |
●IPOの評価コメント | |
キオクシアホールディングスは、吸収金額だけを見ると約1170.1億円ということでIPOの初値高騰は非常に厳しいです。 また、仮条件上限での時価総額は、18,867.3億円となっています。 オクシアホールディングス株式会社は、2019年3月1日付で、東芝メモリ株式会社(現キオクシア株式会社)を株式移転完全子会社とする単独株式移転により、新会社として発足しましたそうです。 データは国際会計基準にて記載しています。 上場市場は、公開価格決定後に決定します。市場は1部或は2部となる予定です。評価は暫定的に東証一部で計算しています。 2020年9月28日にキオクシアホールディングスの上場が中止となりました。 ・下記、今期第1四半期までの業績進捗率です。 |
●独自のIPOの評価により算出したキオクシアホールディングス初値予想と上場結果
株価(円) | 騰落率(%) | PER(株価収益率) | PBR(株価純資産倍率) | 吸収金額(億円) | |
---|---|---|---|---|---|
初値予想(マスターカーブ法) | 3,670 | 4.9 | – | 2.7 | 1226.93 |
初値予想(吸収金額推定法) | 3,510 | 0.3 | – | 2.6 | 1173.44 |
初値 | – | – | – | – | – |
高値 | – | – | – | – | – |
※IPOの初値予想のデータは、仮条件上限を基に算出しています。
※【IPO評価】IPOの評価方法と初値騰落率についての分析はこちらです。
●キオクシアホールディングスの参考データ
仮条件上限 | 騰落率+100% | 騰落率+200% | 騰落率+300% | |
---|---|---|---|---|
PER(株価収益率) | – | – | – | – |
PBR(株価純資産倍率) | 2.6 | 5.2 | 7.8 | 10.4 |
吸収金額(億円) | 1170.1 | 2340.2 | 3510.3 | 4680.4 |
※IPOの参考データは、仮条件上限を基に算出しています。
※【IPO分析】IPOの吸収金額と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。
●キオクシアホールディングスの基本データ
上場日 | 企業名 | 銘柄コード | 想定価格 | 仮条件下限(円) | 仮条件上限(円) | 公募価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
10月6日 | キオクシアホールディングス | 6600 | 3,960 | 2,800 | 3,500 | – |
決算月 | 市場 | 業種 | 主幹事 | 配当(円/100株) | 優待(円/株) | 総利回り(円/100株) |
3 | 東証1部或は2部 | 電気機器業 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券及びその他※ | – | – | – |
※共同主幹事会社:野村證券株式会社、ゴールドマン・サックス証券株式会社、JPモルガン証券株式会社、SMBC日興証券株式会社、大和証券株式会社、みずほ証券株式会社
●キオクシアホールディングスの株式データ
公募株式数 | 売出株式数 | OA | 公開株式数 | 上場時発行済株式数 | 最大公開個数 |
---|---|---|---|---|---|
21,562,500 | 9,108,500 | 2,760,400 | 33,431,400 | 539,065,500 | 334,314 |
※上場時発行済株式数のうち、甲種優先1200株、乙種優先1800株です。
●キオクシアホールディングスの企業業績
年度 | 2018 | 2019 | 今期進捗(第1Q) |
---|---|---|---|
売上高(億円) | 10744.65 | 9872.34 | 2674.6 |
純利益(億円) | 116.04 | -1666.86 | 16.96 |
純資産額(億円) | 8661.56 | 6991.49 | 7040.12 |
総資本(億円) | 28202.19 | 27183.55 | 27644.97 |
自己資本比率(%) | 30.7 | 25.7 | 25.5 |
売上高利益率(%) | 1.1 | -16.9 | 0.6 |
ROE(自己資本利益率)(%) | – | -21.3 | 0.2 |
ROA(総資本利益率)(%) | – | -6 | 0.1 |
※企業業績は、連結データを記載。連結データがなければ単体データを記載。
資本組入額:33,960.94百万円
※【IPO分析】IPOの成長力と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。
●キオクシアホールディングスのロックアップの状況
持株比率順位 | 上場時保有率(%) | 上場時保有株数 | ストックオプション | ロックアップの日数 | ロックアップの解除(倍率) |
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持株比率 1位 | 38.4 | 207,183,600 | 0 | 180 | |
持株比率 2位 | 24.9 | 134,112,000 | 0 | 180 | |
持株比率 3位 | 14.4 | 77,400,000 | 0 | 180 | |
持株比率 4位 | 9.0 | 48,489,780 | 0 | 180 | |
持株比率 5位 | 5.8 | 30,998,220 | 0 | 180 | |
持株比率 6位 | 2.5 | 13,665,600 | 0 | 180 | |
持株比率 7位 | 0.0 | 3,000 | 0 | ||
持株比率 8位 | 0.0 | 0 | 2,587,500 | 180 | |
持株比率 9位 | 0.0 | 0 | 776,280 | 180 | |
持株比率 10位 | 0.0 | 0 | 310,500 | 180 |
※保有率、保有株数にストックオプションは考慮していません。
持株比率は、ストックオプション及び上場前の株式保有数を考慮した順位になっています。
※持株比率 7位の株式は2種類あり、1200株が甲種優先、1800株が乙種優先株式です。
※【IPO分析】IPOのロックアップと初値騰落率の関係についての分析はこちらです。
●キオクシアホールディングスのIPO引受証券会社
証券会社 | 引受率(%) | 引受株式数 | 引受個数 |
---|---|---|---|
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | |||
野村證券 | |||
ゴールドマン・サックス証券 | |||
JPモルガン証券 | |||
SMBC日興証券 | |||
大和証券 | |||
みずほ証券 | |||
クレディ・スイス証券 | |||
松井証券 | |||
マネックス証券 | |||
楽天証券 | |||
SBI証券 |
●IPOの相場動向
市場 | 業種 | 吸収金額 | 主幹事 | |
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区分 | 東証1部 | 電気機器業 | 20億円超 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
参照データ数 | 27 | 5 | 116 | 9 |
初値勝率(%) | 48.1 | 60 | 68.1 | 88.9 |
初値騰落率(%) | 8.9 | 80.3 | 29.9 | 43.5 |
初値騰落率σ(%) | 20.2 | 101.8 | 55 | 40.1 |
初値-公募価格の吸収金額(億円) | 5.03 | 6.28 | 13.77 | 8.41 |
初値吸収金額σ(億円) | 39.78 | 14.77 | 43.91 | 14.8 |
高値勝率(%) | 25.9 | 40 | 54.3 | 55.6 |
高値騰落率(%) | 3.3 | 4 | 7.9 | 7.7 |
高値騰落率σ(%) | 3.6 | 2.3 | 6.6 | 6.2 |
高値-初値の吸収金額(億円) | 9.55 | 1.68 | 8.76 | 4.56 |
高値吸収金額σ(億円) | 11.94 | 1.4 | 19.64 | 5.83 |
※市場、業種、吸収金額、主幹事のデータは、2016年からのIPOのデータを基に算出しました。
※初値騰落率σ、初値吸収金額σの項目は、標準偏差です。(区分ごとの初値騰落率、初値吸収金額に対する振れ幅の想定です。)
(68.3%の確率で1×σの振れ幅に入ります。2×σでは95.4%の確率になります。)
※IPOの初値などの予想および高値の評価は、仮条件・公募価格等の決定後に修正することがあります。
以上、キオクシアホールディングス(6600)のIPOの評価および分析と初値予想でした。