M&A総合研究所(9552)初値予想,IPOの定量的な評価及び分析【6月28日上場】

【IPOの初値予想】M&A総合研究所(9552)のIPOの初値の評価はBです。
M&A総合研究所のIPOの初値評価
※進捗業績は、初値の評価には含まれていませんが、参考として記載しています。

●M&A総合研究所の評価の概要

●好材料 ●悪材料
・サービス業の平均騰落率が高くIPOの人気が高いです。
・直近数年の業績が上昇傾向にあり、成長力が高いです。
・主要株主の上場時売買が制限(ロックアップ)が良く掛かっています。
・IPOで市場から吸収される金額が多いです。

●IPOの評価コメント
M&A総合研究所は、吸収金額だけを見ると約52.2億円ということでIPOの初値高騰は厳しいです。
また、公募価格での時価総額は、246.4億円となっています。

・下記、今期第2四半期までの業績進捗率です。
 前期に対して、売上高:132%、純利益:198%です。
・下記、M&A総合研究所の事業内容です。
 DX・AI 技術を活用した M&A 仲介事業
・セカンダリーの高値の評価は、9.6です。
※【IPO評価】IPOのセカンダリー市場における高値の評価と分析はこちらです。
※【IPO分析】上場日から初値形成までの日数が高値の上昇に及ぼす影響の分析はこちらです。

●独自のIPOの評価により算出したM&A総合研究所初値予想と上場結果

株価(円) 騰落率(%) PER(株価収益率) PBR(株価純資産倍率) 吸収金額(億円)
初値予想(マスターカーブ法) 1,750 31.6 88.1 40.1 68.73
初値予想(吸収金額推定法) 1,900 42.9 95.6 43.6 74.62
初値 2,510 88.7 126.3 57.5 98.58
高値 2,746 9.4 138.2 62.9 107.85

※IPOの初値予想のデータは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO評価】IPOの評価方法と初値騰落率についての分析はこちらです。

●M&A総合研究所の参考データ

公募価格 騰落率+100% 騰落率+200% 騰落率+300%
PER(株価収益率) 66.9 133.8 200.7 267.6
PBR(株価純資産倍率) 30.5 61 91.5 122
吸収金額(億円) 52.24 104.47 156.71 208.94

※IPOの参考データは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO分析】IPOの吸収金額と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●M&A総合研究所の基本データ

上場日 企業名 銘柄コード 想定価格 仮条件下限(円) 仮条件上限(円) 公募価格(円)
6月28日 M&A総合研究所 9552 1,210 1,210 1,330 1,330
決算月 市場 業種 主幹事 配当(円/100株) 優待(円/株) 総利回り(円/100株)
9 グロース サービス業 野村證券


●M&A総合研究所の株式データ

公募株式数 売出株式数 OA 公開株式数 上場時発行済株式数 最大公開個数
50,000 3,253,600 623,900 3,927,500 18,530,000 39,275

※当初の予定売出株式数1,581,700株について、日本国内の訂正された売出株式数は、3,253,600株となります。
※当初の予定オーバーアロットメント(OA)の株式数244,700株について、日本国内の確定したOA株式数は、623,900株となります。

●M&A総合研究所の企業業績

年度 2019 2020 2021 今期進捗(第2Q)
売上高(億円) 2 3.76 13.28 17.52
純利益(億円) -0.06 0.04 3.68 7.28
純資産額(億円) 1.05 4.1 7.78 15.06
総資本(億円) 1.58 6.18 13.54 22.58
自己資本比率(%) 66.6 66.3 57.5 66.7
売上高利益率(%) -2.9 1.1 27.7 41.5
ROE(自己資本利益率)(%) 1.7 62 63.7
ROA(総資本利益率)(%) 1.1 37.3 40.3

※企業業績は、連結データを記載。連結データがなければ単体データを記載。
  資本組入額:30.59百万円

※【IPO分析】IPOの成長力と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●M&A総合研究所のロックアップの状況

持株比率順位 上場時保有率(%) 上場時保有株数 ストックオプション ロックアップの日数 ロックアップの解除(倍率)
持株比率 1位 75.0 13,897,466 0 180
持株比率 2位 1.6 297,000 0 180
持株比率 3位 0.8 157,500 0 180
持株比率 4位 0.0 0 924,000 180
持株比率 5位 0.0 0 277,440 180
持株比率 6位 0.0 0 221,940 180
持株比率 7位 0.0 0 184,800
持株比率 8位 0.1 13,900 0 180
持株比率 9位 0.0 0 88,548
持株比率 10位 0.0 0 83,484

※保有率、保有株数にストックオプションは考慮していません。
 持株比率は、ストックオプション及び上場前の株式保有数を考慮した順位になっています。

※【IPO分析】IPOのロックアップと初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●M&A総合研究所のIPO引受証券会社

証券会社 引受率(%) 引受株式数 引受個数
野村證券 96.1 3,997,200 39,972
SBI証券 1.2 48,900 489
大和証券 0.5 19,500 195
みずほ証券 0.4 16,300 163
SMBC日興証券 0.4 16,300 163
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 0.4 16,300 163
楽天証券 0.4 16,300 163
松井証券 0.2 6,500 65
マネックス証券 0.2 6,500 65
岩井コスモ証券 0.2 6,500 65
東海東京証券 0.1 4,800 48
東洋証券 0.1 3,200 32
あかつき証券 0.0 1,600 16


●IPOの相場動向

市場 業種 吸収金額 主幹事
区分 マザーズ サービス業 20億円超 野村證券
参照データ数 384 160 213 133
初値勝率(%) 88.8 86.9 68.1 82
初値騰落率(%) 107.7 81.6 28.5 60.9
初値騰落率σ(%) 126.7 83.5 48.2 72.6
初値-公募価格の吸収金額(億円) 14.05 8.85 12.86 9.76
初値吸収金額σ(億円) 24.53 9.6 34.96 14.5
高値勝率(%) 66.1 60.6 58.7 51.1
高値騰落率(%) 10.1 9.6 8.7 7.9
高値騰落率σ(%) 7.5 7.6 7.5 7
高値-初値の吸収金額(億円) 4.44 3.1 7.72 4.01
高値吸収金額σ(億円) 11.08 3.6 15.11 5.93

※市場、業種、吸収金額、主幹事のデータは、2016年からのIPOのデータを基に算出しました。
※初値騰落率σ、初値吸収金額σの項目は、標準偏差です。(区分ごとの初値騰落率、初値吸収金額に対する振れ幅の想定です。)
(68.3%の確率で1×σの振れ幅に入ります。2×σでは95.4%の確率になります。)
※相場動向の市場区分は、近似市場のデータです。上場区分毎に、プライム:東証1部、スタンダード:東証2部、グロース:JQS及びマザーズ、プレミア:名証1部、メイン:名証2部、ネクスト:セントレックスを参照します。

※IPOの初値などの予想および高値の評価は、仮条件・公募価格等の決定後に修正することがあります。
以上、M&A総合研究所(9552)のIPOの評価および分析と初値予想でした。