【マツオカコーポレーション(3611)初値予想】IPOの定量的な評価及び分析【12月13日上場】

【IPOの初値予想】マツオカコーポレーション(3611)のIPOの初値の評価はDです。
マツオカコーポレーションのIPOの初値評価
※進捗業績は、初値の評価には含まれていませんが、参考として記載しています。

●マツオカコーポレーションの評価の概要

●好材料 ●悪材料
・無しです。

・IPOで市場から吸収される金額が多いです。
・直近数年の業績が上昇傾向になく、成長力が低いです。
●IPOの評価コメント
マツオカコーポレーションは、吸収金額だけを見ると約49.2億円ということでIPOの初値高騰は厳しいです。
上場市場は、公開価格決定後に決定しました。市場は1部です。
業種の分析データが不足しているため、評価が困難となっています。
初値予想値は過小評価されている可能性があります。

・下記、今期第2四半期の業績進捗率です。
 前期に対して、売上高:54%、純利益:64%です。
・下記、マツオカコーポレーションの事業内容です。
 アパレル品のOEM製造
・セカンダリーの高値の評価は、6.7です。
※【IPO評価】IPOのセカンダリー市場における高値の評価と分析はこちらです。

●独自のIPOの評価により算出したマツオカコーポレーション初値予想と上場結果

株価(円) 騰落率(%) PER(株価収益率) PBR(株価純資産倍率) 吸収金額(億円)
初値予想(マスターカーブ法) 2,610 0.4 9.8 1.6 49.37
初値予想(吸収金額推定法) 2,620 0.8 9.9 1.6 49.56
初値 3,800 46.2 14.3 2.4 71.88
高値 3,810 0.3 14.4 2.4 72.07

※IPOの初値予想のデータは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO評価】IPOの評価方法と初値騰落率についての分析はこちらです。

●マツオカコーポレーションの参考データ

公募価格 騰落率+100% 騰落率+200% 騰落率+300%
PER(株価収益率) 9.8 19.6 29.4 39.2
PBR(株価純資産倍率) 1.6 3.2 4.8 6.4
吸収金額(億円) 49.18 98.37 147.55 196.74

※IPOの参考データは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO分析】IPOの吸収金額と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●マツオカコーポレーションの基本データ

上場日 企業名 銘柄コード 想定価格 仮条件下限(円) 仮条件上限(円) 公募価格(円)
12月13日 マツオカコーポレーション 3611 2,420 2,420 2,600 2,600
決算月 市場 業種 主幹事 配当(円/100株) 優待(円/株) 総利回り(円/100株)
3 東証1部 繊維製品業 野村證券 6,745(利回り:2.6%)

※配当性向の目標は、20%です。配当額は今期の予想純利益の20%とした場合(配当性向:20%)の算定結果です。


●マツオカコーポレーションの株式データ

公募株式数 売出株式数 OA 公開株式数 上場時発行済株式数 最大公開個数
1,195,000 450,000 246,700 1,891,700 9,625,000 18,917

●マツオカコーポレーションの企業業績

年度 2016 2017 今期進捗(第2Q)
売上高(億円) 569.73 517.58 277.38
純利益(億円) 30.02 25.54 16.23
純資産額(億円) 134.62 154.36 168.67
総資本(億円) 341.16 356.92 388.14
自己資本比率(%) 34.8 39.2 39.5
売上高利益率(%) 5.3 4.9 5.9
ROE(自己資本利益率)(%) 19.7 11.1
ROA(総資本利益率)(%) 7.3 4.4

※企業業績は、連結データを記載。連結データがなければ単体データを記載。
  資本組入額:0.00百万円
※【IPO分析】IPOの成長力と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●マツオカコーポレーションのロックアップの状況

持株比率順位 上場時保有率(%) 上場時保有株数 ストックオプション ロックアップの日数 ロックアップの解除(倍率)
持株比率 1位 15.8 1,520,000 25,000 90
持株比率 2位 14.8 1,425,000 0 90
持株比率 3位 12.4 1,195,000 0
持株比率 4位 4.4 420,000 0 90 1.5
持株比率 5位 4.2 400,000 0
持株比率 6位 3.4 325,000 0 90 1.5
持株比率 7位 3.1 300,000 0 90 1.5
持株比率 8位 3.1 297,500 0 180
持株比率 9位 3.0 286,500 0 90 1.5
持株比率 10位 2.9 275,000 0 90 1.5

※保有率、保有株数にストックオプションは考慮していません。
 持株比率は、ストックオプション及び上場前の株式保有数を考慮した順位になっています。
※【IPO分析】IPOのロックアップと初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●マツオカコーポレーションのIPO引受証券会社

証券会社 引受率(%) 引受株式数 引受個数
野村證券 85.0 1,398,700 13,987
SBI証券 3.0 49,300 493
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 3.0 49,300 493
みずほ証券 2.0 32,900 329
いちよし証券 1.0 16,400 164
岩井コスモ証券 1.0 16,400 164
エイチ・エス証券 1.0 16,400 164
SMBC日興証券 1.0 16,400 164
エース証券 1.0 16,400 164
東洋証券 1.0 16,400 164
ひろぎん証券 1.0 16,400 164


●IPOの相場動向

市場 業種 吸収金額 主幹事
区分 東証1部 繊維製品業 20億円超 野村證券
参照データ数 12 1 38 35
初値勝率(%) 33.3 100 60.5 82.9
初値騰落率(%) 3.3 11.3 18 62.8
初値騰落率σ(%) 17.7 33 70.1
初値-公募価格の吸収金額(億円) -15.41 1.4 0.34 6
初値吸収金額σ(億円) 14.17 15.66 13.24
高値勝率(%) 16.7 100 42.1 51.4
高値騰落率(%) 2.2 19.8 6 8.1
高値騰落率σ(%) 2.1 6 7.4
高値-初値の吸収金額(億円) 10.26 2.74 5.76 4.24
高値吸収金額σ(億円) 13.53 8.01 6.91

※市場、業種、吸収金額、主幹事のデータは、2016年からのIPOのデータを基に算出しました。
※初値騰落率σ、初値吸収金額σの項目は、標準偏差です。(区分ごとの初値騰落率、初値吸収金額に対する振れ幅の想定です。)
(68.3%の確率で1×σの振れ幅に入ります。2×σでは95.4%の確率になります。)

※IPOの初値などの予想および高値の評価は、仮条件・公募価格等の決定後に修正することがあります。
以上、マツオカコーポレーション(3611)のIPOの評価および分析と初値予想でした。