マリオン(3494)初値予想,IPOの定量的な評価及び分析【9月13日上場】

【IPOの初値予想】マリオン(3494)のIPOの初値の評価はBです。
マリオンのIPOの初値評価
※進捗業績は、初値の評価には含まれていませんが、参考として記載しています。

●マリオンの評価の概要

●好材料 ●悪材料
・IPOで市場から吸収される金額が少ないです。
・不動産業の平均騰落率が高くIPOの人気が高いです。
・無しです。

●IPOの評価コメント
マリオンは、吸収金額だけを見ると約6.7億円ということでIPOの初値高騰はしやすいです。
また、公募価格での時価総額は、37.3億円となっています。

・下記、今期第3四半期までの業績進捗率です。
 前期に対して、売上高:94%、純利益:193%です。
・下記、マリオンの事業内容です。
 賃貸用不動産の運営および管理ならびに不動産賃料収入に基づく不動産証券化商品の組成及び販売
・セカンダリーの高値の評価は、9.0です。
※【IPO評価】IPOのセカンダリー市場における高値の評価と分析はこちらです。
※【IPO分析】上場日から初値形成までの日数が高値の上昇に及ぼす影響の分析はこちらです。
・主幹事がSBI証券ということで、IPOチャレンジポイントを使用して当選するチャンスです。
 IPOチャレンジポイントを使った際のコスパの計算はこちらです。

●独自のIPOの評価により算出したマリオン初値予想と上場結果

株価(円) 騰落率(%) PER(株価収益率) PBR(株価純資産倍率) 吸収金額(億円)
初値予想(マスターカーブ法) 3,500 47.1 35.8 2.1 9.79
初値予想(吸収金額推定法) 7,420 211.8 76 4.4 20.75
初値 3,800 59.7 38.9 2.3 10.62
高値 3,860 1.6 39.5 2.3 10.79

※IPOの初値予想のデータは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO評価】IPOの評価方法と初値騰落率についての分析はこちらです。

●マリオンの参考データ

公募価格 騰落率+100% 騰落率+200% 騰落率+300%
PER(株価収益率) 24.4 48.8 73.2 97.6
PBR(株価純資産倍率) 1.4 2.8 4.2 5.6
吸収金額(億円) 6.65 13.31 19.96 26.62

※IPOの参考データは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO分析】IPOの吸収金額と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●マリオンの基本データ

上場日 企業名 銘柄コード 想定価格 仮条件下限(円) 仮条件上限(円) 公募価格(円)
9月13日 マリオン 3494 2,170 2,200 2,380 2,380
決算月 市場 業種 主幹事 配当(円/100株) 優待(円/株) 総利回り(円/100株)
9 JQS 不動産業 SBI証券 5,034(利回り:2.1%)

※配当性向の目標は、20%です。配当額は今期の予想純利益の20%とした場合(配当性向:20%)の算定結果です。


●マリオンの株式データ

公募株式数 売出株式数 OA 公開株式数 上場時発行済株式数 最大公開個数
243,200 0 36,400 279,600 1,565,800 2,796

●マリオンの企業業績

年度 2014 2015 2016 2017 今期進捗(第3Q)
売上高(億円) 21.08 20.3 24 25.11 23.65
純利益(億円) 0.8 0.78 -0.19 1.53 2.96
純資産額(億円) 22.13 22.97 19.8 25.68 28.74
総資本(億円) 110.44 108.79 175.63 170.27 158.74
自己資本比率(%) 20 21.1 11.3 15.1 18.1
売上高利益率(%) 3.8 3.8 -0.8 6.1 12.5
ROE(自己資本利益率)(%) 3.7 3.5 -0.9 6.7 10.9
ROA(総資本利益率)(%) 0.7 0.7 -0.1 0.9 1.8

※企業業績は、連結データを記載。連結データがなければ単体データを記載。
  資本組入額:43.79百万円

※【IPO分析】IPOの成長力と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●マリオンのロックアップの状況

持株比率順位 上場時保有率(%) 上場時保有株数 ストックオプション ロックアップの日数 ロックアップの解除(倍率)
持株比率 1位 36.5 571,000 1,600 180
持株比率 2位 19.2 300,000 0 180
持株比率 3位 15.3 239,800 0
持株比率 4位 12.3 192,000 0
持株比率 5位 5.9 92,200 0 90 1.5
持株比率 6位 5.7 90,000 0 90 1.5
持株比率 7位 2.6 40,000 0 90 1.5
持株比率 8位 0.0 0 3,400
持株比率 9位 0.0 0 3,200
持株比率 10位 0.0 0 2,900

※保有率、保有株数にストックオプションは考慮していません。
 持株比率は、ストックオプション及び上場前の株式保有数を考慮した順位になっています。

※【IPO分析】IPOのロックアップと初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●マリオンのIPO引受証券会社

証券会社 引受率(%) 引受株式数 引受個数
SBI証券 85.0 206,600 2,066
SMBC日興証券 5.0 12,200 122
エース証券 2.0 4,900 49
極東証券 2.0 4,900 49
東海東京証券 2.0 4,900 49
むさし証券 2.0 4,900 49
藍澤證券 1.0 2,400 24
岩井コスモ証券 1.0 2,400 24


●IPOの相場動向

市場 業種 吸収金額 主幹事
区分 JQS 不動産業 5~10億円 SBI証券
参照データ数 32 11 42 21
初値勝率(%) 93.8 100 100 85.7
初値騰落率(%) 110.4 65.7 153.1 127.1
初値騰落率σ(%) 107.8 43.6 100.9 101
初値-公募価格の吸収金額(億円) 7.56 8.53 10.38 7.69
初値吸収金額σ(億円) 6.13 7.09 6.33 6.37
高値勝率(%) 56.3 63.6 57.1 71.4
高値騰落率(%) 10.3 8.8 8.5 10
高値騰落率σ(%) 8.2 7.3 6.8 6.1
高値-初値の吸収金額(億円) 1.66 5.06 1.46 1.89
高値吸収金額σ(億円) 1.63 11.57 1.33 1.5

※市場、業種、吸収金額、主幹事のデータは、2016年からのIPOのデータを基に算出しました。
※初値騰落率σ、初値吸収金額σの項目は、標準偏差です。(区分ごとの初値騰落率、初値吸収金額に対する振れ幅の想定です。)
(68.3%の確率で1×σの振れ幅に入ります。2×σでは95.4%の確率になります。)

※IPOの初値などの予想および高値の評価は、仮条件・公募価格等の決定後に修正することがあります。
以上、マリオン(3494)のIPOの評価および分析と初値予想でした。