【トレードワークス(3997)初値予想】IPOの定量的な評価及び分析【11月29日上場】

【IPOの初値予想】トレードワークス(3997)のIPOの初値の評価はSです。
トレードワークスのIPOの初値評価
※進捗業績は、初値の評価には含まれていませんが、参考として記載しています。

●トレードワークスの評価の概要

●好材料 ●悪材料
・IPOで市場から吸収される金額が少ないです。
・情報・通信業の平均騰落率が高くIPOの人気が高いです。
・直近数年の業績が上昇傾向にあり、成長力が高いです。
・主要株主の上場時売買が制限(ロックアップ)が良く掛かっています。
無しです。

●IPOの評価コメント
トレードワークスは、吸収金額だけを見ると約5.3億円ということでIPOの初値高騰はしやすいです。
・下記、今期第2四半期の業績進捗率です。
 前期に対して、売上高:58%、純利益:98%です。
・下記、トレードワークスの事業内容です。
 証券システム開発事業とこれらに付帯するFX(外国為替証拠金取引)システム事業及びセキュリティ診断事業
・セカンダリーの高値の評価は、8.9です。
※【IPO評価】IPOのセカンダリー市場における高値の評価と分析はこちらです。

●独自のIPOの評価により算出したトレードワークス初値予想と上場結果

株価(円) 騰落率(%) PER(株価収益率) PBR(株価純資産倍率) 吸収金額(億円)
初値予想(マスターカーブ法) 6,530 196.8 64.8 11.5 15.77
初値予想(吸収金額推定法) 7,540 242.7 74.8 13.3 18.21
初値 13,600 518.2 135 24 32.84
高値 14,690 8 145.8 25.9 35.48

※IPOの初値予想のデータは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO評価】IPOの評価方法と初値騰落率についての分析はこちらです。

●トレードワークスの参考データ

公募価格 騰落率+100% 騰落率+200% 騰落率+300%
PER(株価収益率) 21.8 43.6 65.4 87.2
PBR(株価純資産倍率) 3.9 7.8 11.7 15.6
吸収金額(億円) 5.31 10.63 15.94 21.25

※IPOの参考データは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO分析】IPOの吸収金額と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●トレードワークスの基本データ

上場日 企業名 銘柄コード 想定価格 仮条件下限(円) 仮条件上限(円) 公募価格(円)
11月29日 トレードワークス 3997 2,000 2,000 2,200 2,200
決算月 市場 業種 主幹事 配当(円/100株) 優待(円/株) 総利回り(円/100株)
12 JQS 情報・通信業 岡三証券


●トレードワークスの株式データ

公募株式数 売出株式数 OA 公開株式数 上場時発行済株式数 最大公開個数
200,000 10,000 31,500 241,500 1,020,000 2,415

●トレードワークスの企業業績

年度 2013 2014 2015 2016 今期進捗(第2Q)
売上高(億円) 8.01 7.34 8.06 11.43 6.64
純利益(億円) 0.13 0.42 0.18 1.03 1
純資産額(億円) 2.13 2.56 2.73 3.76 5.11
総資本(億円) 4.43 5.28 6.56 6.9 8.31
自己資本比率(%) 48.1 48.5 41.7 54.5 61.4
売上高利益率(%) 1.6 5.8 2.2 9 15.1
ROE(自己資本利益率)(%) 6.1 18.1 6.7 31.7 22.7
ROA(総資本利益率)(%) 2.8 8.7 3 15.3 13.2

※企業業績は、連結データを記載。連結データがなければ単体データを記載。
  資本組入額:202.40百万円
※【IPO分析】IPOの成長力と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●トレードワークスのロックアップの状況

持株比率順位 上場時保有率(%) 上場時保有株数 ストックオプション ロックアップの日数 ロックアップの解除(倍率)
持株比率 1位 35.1 358,000 20,000 180
持株比率 2位 12.9 132,000 0
持株比率 3位 9.8 100,000 0 180
持株比率 4位 5.9 60,000 0 90 1.5
持株比率 5位 5.4 55,000 0 180
持株比率 6位 4.9 50,000 0 180
持株比率 7位 2.9 30,000 0
持株比率 8位 1.5 15,000 0 90 1.5
持株比率 9位 1.0 10,000 0 180
持株比率 10位 0.0 0 10,000

※保有率、保有株数にストックオプションは考慮していません。
 持株比率は、ストックオプション及び上場前の株式保有数を考慮した順位になっています。
※【IPO分析】IPOのロックアップと初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●トレードワークスのIPO引受証券会社

証券会社 引受率(%) 引受株式数 引受個数
岡三証券 80.0 168,000 1,680
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 5.0 10,500 105
三木証券 4.0 8,400 84
日産証券 3.0 6,300 63
エイチ・エス証券 2.0 4,200 42
SBI証券 2.0 4,200 42
東洋証券 2.0 4,200 42
岩井コスモ証券 1.0 2,100 21
みずほ証券 1.0 2,100 21


●IPOの相場動向

市場 業種 吸収金額 主幹事
区分 JQS 情報・通信業 5~10億円 岡三証券
参照データ数 22 39 22 2
初値勝率(%) 90.9 92.3 100 100
初値騰落率(%) 86.7 148.6 179.8 102.8
初値騰落率σ(%) 70.3 114.9 101.8 69.5
初値-公募価格の吸収金額(億円) 5.31 9.68 6.49 2.75
初値吸収金額σ(億円) 3.82 10.89 3.52 0.03
高値勝率(%) 54.5 69.2 72.7 50
高値騰落率(%) 10 9.4 10.6 8.1
高値騰落率σ(%) 8.1 6.4 7.3 7.8
高値-初値の吸収金額(億円) 1.14 2.29 1.15 0.59
高値吸収金額σ(億円) 0.78 2.43 0.85 0.67

※市場、業種、吸収金額、主幹事のデータは、2016年からのIPOのデータを基に算出しました。
※初値騰落率σ、初値吸収金額σの項目は、標準偏差です。(区分ごとの初値騰落率、初値吸収金額に対する振れ幅の想定です。)
(68.3%の確率で1×σの振れ幅に入ります。2×σでは95.4%の確率になります。)

※IPOの初値などの予想および高値の評価は、仮条件・公募価格等の決定後に修正することがあります。
以上、トレードワークス(3997)のIPOの評価および分析と初値予想でした。