【マクロミル(3978)初値予想】IPOの定量的な評価及び分析【3月22日上場】

【IPOの初値予想】マクロミル(3978)のIPOの初値の評価はBです。
マクロミルのIPOの初値評価
※進捗業績は、初値の評価には含まれていませんが、参考として記載しています。

●マクロミルの評価の概要

●好材料 ●悪材料
・情報・通信業の平均騰落率が高くIPOの人気が高いです。
・直近数年の業績が上昇傾向にあり、成長力が高いです。
・主要株主の上場時売買が制限(ロックアップ)が良く掛かっています。
・IPOで市場から吸収される金額が多いです。

●IPOの評価コメント
マクロミルは、吸収金額だけを見ると約532.8億円ということでIPOの初値高騰は非常に厳しいです。
・下記、今期第2四半期の業績進捗率です。
 前期に対して、売上高:53%、純利益:65%です。
・下記、マクロミルの事業内容です。
 オンラインを中心としたマーケティング・リサーチ及びデジタル・マーケティング・ソリューションの提供
・セカンダリーの高値の評価は、6.5です。
※【IPO評価】IPOのセカンダリー市場における高値の評価と分析はこちらです。

●独自のIPOの評価により算出したマクロミル初値予想と上場結果

株価(円) 騰落率(%) PER(株価収益率) PBR(株価純資産倍率) 吸収金額(億円)
初値予想(マスターカーブ法) 2,600 33.3 35.5 5.9 710.41
初値予想(吸収金額推定法) 1,960 0.5 26.7 4.4 535.54
初値 1,867 -4.3 25.5 4.2 510.13
高値 1,874 0.4 25.6 4.2 512.04

※IPOの初値予想のデータは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO評価】IPOの評価方法と初値騰落率についての分析はこちらです。

●マクロミルの参考データ

公募価格 騰落率+100% 騰落率+200% 騰落率+300%
PER(株価収益率) 26.6 53.2 79.8 106.4
PBR(株価純資産倍率) 4.4 8.8 13.2 17.6
吸収金額(億円) 532.81 1065.62 1598.42 2131.23

※IPOの参考データは、公募価格を基に算出しています。
※【IPO分析】IPOの吸収金額と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●マクロミルの基本データ

上場日 企業名 銘柄コード 想定価格 仮条件下限(円) 仮条件上限(円) 公募価格(円)
3月22日 マクロミル 3978 2,050 1,900 2,100 1,950
決算月 市場 業種 主幹事 配当(円/100株) 優待(円/株) 総利回り(円/100株)
12 東証1部 情報・通信業 大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、メリルリンチ日本証券及びみずほ証券


●マクロミルの株式データ

公募株式数 売出株式数 OA 公開株式数 上場時発行済株式数 最大公開個数
487,800 25,017,200 1,818,500 27,323,500 38,622,100 273,235

●マクロミルの企業業績

年度 2015 2016 今期進捗(第2Q)
売上高(億円) 287.61 325.05 173.73
純利益(億円) -43.21 28.33 18.5
純資産額(億円) 143.19 166.48 190.26
総資本(億円) 710.6 665.65 689.87
自己資本比率(%) 18.1 22.6 25
売上高利益率(%) -15 8.7 10.6
ROE(自己資本利益率)(%) 20.3 11.5
ROA(総資本利益率)(%) 4.1 2.7

※企業業績は、連結データを記載。連結データがなければ単体データを記載。
  資本組入額:455.55百万円
※【IPO分析】IPOの成長力と初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●マクロミルのロックアップの状況

持株比率順位 上場時保有率(%) 上場時保有株数 ストックオプション ロックアップの日数 ロックアップの解除(倍率)
持株比率 1位 30.3 11,707,500 0 180
持株比率 2位 2.3 879,500 611,100 180
持株比率 3位 0.0 0 1,202,200 180
持株比率 4位 0.6 239,800 0 180
持株比率 5位 0.0 0 400,000 180
持株比率 6位 0.2 90,300 0 180
持株比率 7位 0.5 200,000 0 180
持株比率 8位 0.0 0 61,400 180
持株比率 9位 0.0 0 61,400 180
持株比率 10位 0.0 0 55,000 180

※保有率、保有株数にストックオプションは考慮していません。
 持株比率は、ストックオプション及び上場前の株式保有数を考慮した順位になっています。
※【IPO分析】IPOのロックアップと初値騰落率の関係についての分析はこちらです。

●マクロミルのIPO引受証券会社

証券会社 引受率(%) 引受株式数 引受個数
大和証券 37.1 6,013,900 60,139
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 34.8 5,641,100 56,411
メリルリンチ日本証券 3.3 534,900 5,349
みずほ証券 20.3 3,290,600 32,906
SMBC日興証券 3.6 583,600 5,836
SBI証券 0.9 145,900 1,459


●IPOの相場動向

市場 業種 吸収金額 主幹事
区分 東証1部 情報・通信業 20億円超 大和証券
参照データ数 8 25 24 15
初値勝率(%) 37.5 92 54.2 86.7
初値騰落率(%) 4.5 148.2 9.6 79.6
初値騰落率σ(%) 20.8 103.2 22.6 99.4
初値-公募価格の吸収金額(億円) -14 7.99 -2.4 3.27
初値吸収金額σ(億円) 10.66 5.82 12.03 11.97
高値勝率(%) 12.5 80 37.5 66.7
高値騰落率(%) 1.8 11.5 5.5 10.5
高値騰落率σ(%) 1.7 6.4 6.2 8.1
高値-初値の吸収金額(億円) 6.83 2.16 4.27 3.71
高値吸収金額σ(億円) 11.76 1.55 6.44 7.45

※市場、業種、吸収金額、主幹事のデータは、2016年からのIPOのデータを基に算出しました。
※初値騰落率σ、初値吸収金額σの項目は、標準偏差です。(区分ごとの初値騰落率、初値吸収金額に対する振れ幅の想定です。)
(68.3%の確率で1×σの振れ幅に入ります。2×σでは95.4%の確率になります。)

※IPOの初値などの予想および高値の評価は、仮条件・公募価格等の決定後に修正することがあります。
以上、マクロミル(3978)のIPOの評価および分析と初値予想でした。